Ｍ３２戦車回収車の資料写真
detail photo M32B1 armoured recovery vehicle

撮影者：ノイズメーカー様
撮影場所：富士学校
撮影者：コミント人様
撮影場所：東千歳駐屯地
撮影者：カーク３等陸士様
撮影場所：玖珠駐屯地

ITALERIのキットは確かＭ４Ａ１後期型車体だったような…。
しかしTASCAから決定版キットが登場しましたので悩む必要はもうありません。

富士学校の車体は操縦手ハッチの形状から見てＭ４Ａ１前期型車体です。
富士の車体下部はリベット接合されたタイプであるという情報を得ました。
東千歳駐屯地の車体もＭ４Ａ１前期型車体ですね。

Ｍ４系列に関しては簡単な識別しか出来ませんが、各部の特徴を見てみますと、
新旧部品が当たり前のように混在しており面白いものです。
模型製作においては、これら新旧部品はたいていキット化されているようですので、
必要に応じて選ぶ事が出来そうです。

日本には８０輌が供与されたと資料に有りますが、細部の特徴は各車様々でしょうね。
しかし、ITALERIのキットのようにＭ４Ａ１後期型車体がベースのものは存在しません。
Ｍ３２の各タイプを以下簡単に列記します。

■Ｍ３２　　　　　Ｍ４車体

■Ｍ３２Ｂ１　　　Ｍ４Ａ１車体

■Ｍ３２Ａ１Ｂ１　Ｍ３２Ｂ１のHVSS装着型

■Ｍ３２Ｂ２　　　Ｍ４Ａ２車体

■Ｍ３２Ｂ３　　　Ｍ４Ａ３車体

■Ｍ３２Ａ１Ｂ３　Ｍ３２Ｂ３のHVSS装着型

■Ｍ３２Ｂ４　　　Ｍ４Ａ４車体

Ｍ４Ａ１ベースのＭ３２は、正しくはＭ３２Ｂ１であり、前期型車体しか存在しません。
ITALERIのキットをそのまま組むと間違いなのです。いやはや驚きました。

玖珠駐屯地保存のＭ３２Ｂ１の物と思われるエンジンの画像も頂きました。

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