「現存車一覧」
考証の方に項を設けても良かったのですが、とりあえずこちらで始めましょう。 本車は試作車2輌、量産車20輌でした。 コミント人様の調査では、現存車が確認されている駐屯地は以下の通り。 北部方面: 別海、上富良野、島松、北千歳 東北方面: 青森 東部方面: 霞ヶ浦、土浦、朝霞広報センター 中部方面: 豊川、宇治、信太山、姫路、日本原、善通寺 西部方面: 竹松 試作車を含めて15輌です。かなりの残存率だと思います。 撮影される事も多いのですが車台番号まで確認される事は極めて稀です。 可能な限り調査してみましょう。 上富良野駐屯地が、本車の在籍した第117特科大隊の有ったところですね。 ここの車体部銘板は何故か上下逆さまに付いています。 塗装の際に一度外したものの間違えて取り付けた模様です。お茶目さん〜。 しかし流石は本家、往時をしのばせる保存状態です。各部の塗装も念入りです。 朝霞広報センターでは大変興味深い事に、現役時の自動車番号を読み取れる事が コミント人様によって発見されました。下の画像をご覧下さい。 |
私の方で画像処理をしてみました。確かに「96−0115」と読めます。 PANZER誌1985年9月号、1992年12月号にこの車体が写っており、 所属は「117特−3」でした。「1砲」と書かれた小さな布?が掛けてあります。 北部方面隊直轄の第4特科群、第117特科大隊、第3中隊、1番砲だったのでしょうか? |